千葉市は東京都心へのアクセスが良く、豊富な自然環境や公園、幼稚園から大学まで良質な教育機関が揃っているため、子育て世帯にとって住みやすい生活環境が整っています。
ショッピング施設、文化施設も充実している割に地価が安く、少し足をのばせば海や山もあり、都心とリゾートが近いのが千葉市の魅力です。
「都心へのアクセス」- 距離の割に通勤・通学時間が短い!
総務省の社会生活基本調査(令和3年)によると、平日の通勤・通学時間は神奈川県民が1時間 40 分と最も長く、千葉県民は1時間35分で全国2位となっています。
では、千葉市の中心駅であるJR千葉駅から都心へはどのぐらいかかるのでしょうか?
平日の朝8:45に会社の最寄駅に到着する場合のシミュレーションをしてみました。
目的駅 | 出発時間(千葉駅) | 到着時間(目的駅) | 所要時間 |
錦糸町駅 | 08:03 | 08:37 | 34分 |
東京駅 | 07:56 | 08:39 | 43分 |
新橋駅 | 07:51 | 08:37 | 46分 |
品川駅 | 07:51 | 08:42 | 51分 |
あれ?以外と近いなと思いませんか?
千葉市には「総武線快速」と呼ばれる千葉と東京を結ぶ通勤・通学のメイン路線が走っており、千葉~錦糸町の区間で11もの各駅停車駅をすっ飛ばし、最速30分程度で錦糸町駅まで到着します。
東京駅までの快速停車駅は「千葉」「稲毛」「津田沼」「船橋」「市川」「新小岩」「錦糸町」「馬喰町」「新日本橋」「東京」の10駅で、このうち「千葉」と「稲毛」が千葉市内にある駅です。
東京駅から先は横須賀線に乗り入れ、新橋〜品川~横浜~鎌倉~久里浜まで直通運転を行っていますので、都心だけでなく、横浜市や川崎市、鎌倉市や三浦半島方面へのアクセスも良いのが千葉市の特徴です。
「住宅地価格」- 首都圏の政令指定都市で最も安い!
出典:https://www.city.chiba.jp/keizainosei/keizai/kigyoritchi/life.html
首都圏にある5つの政令指定都市「横浜市」「川崎市」「相模原市」「さいたま市」「千葉市」の住宅地価格を比較すると、千葉市は最も地価が安いエリアとなっています。
東京で4LDKや100㎡以上の分譲マンションを購入しようと思うと軽く1億円を超えてしまいますが、千葉市なら、100㎡以上の注文住宅を半額以下で建てられます。
都心部への距離が同程度の横浜市、さいたま市、相模原市と比べても地価が安く、同じ予算なら部屋数を1つ増やしたり、リビングを広くしたりと、理想の家づくりが可能です。浮かせたお金で旅行に行ったり、家族の思い出づくりに使うのも良いですね。
「休日」- 家族で楽しめるレジャースポットが近い!
千葉市は都心に近いにもかかわらず、少し足を延ばせば大自然やリゾートエリアがひろがり、家族で楽しめるスポットがたくさん存在します。しかも、東京ほど混雑することなくリーズナブルなのもうれしいポイント。
週末に気軽にお出かけできる距離なので、小さいお子様がいるご家族であれば、自然と触れあうたくさんの思い出をつくることができますね。
「お買い物」- 大型ショッピングモールが多い!
千葉市内には日本最大級の規模を誇る「イオンモール幕張新都心」をはじめ、周辺には大型のショッピングモールやデパートがたくさんあり、お買い物好きにはたまらないエリアです。千葉市はイオンの本社があるため、イオンの店舗がとても多いのも特徴です。
そんな千葉市近郊の人気ショッピングエリアを、5つご紹介します。
① 海浜幕張エリア
イオンモール幕張新都心
日本最大級の規模をほこる「イオンモール幕張新都心」は、大型スーパーはもちろん、たくさんのブランドが出店しており、ここに行けば大抵のものが手に入るほどの品揃え。特にファミリーモールではトイザらスやベビーザらスをはじめ、赤ちゃんやキッズ用品がたくさん揃うので、小さなお子様のいるご家族なら重宝すること間違いなしです。
子供の職業体験ができるカンドゥーやスペースアスレチックのトンデミもあり、体験型施設も充実。イオンシネマはもちろん、よしもとの劇場や、蔦屋書店など、大人が楽しめる施設も充実しています。
2023年3月には幕張豊砂駅も開業し、バスや車を頼らずに行けるようになり、さらに便利になりました。
三井アウトレットパーク幕張
郊外にあることが多いアウトレットモールの中で、「三井アウトレットパーク幕張」は、海浜幕張駅を降りてすぐ目の前にある、めずらしい都市型アウトレットモールです。
コーチやポール・スミスなどの有名ハイブランドや、NIKEやGAPなどキッズでも使えるブランドも揃っており、駅前という立地もあり、気軽に遊びにいきやすいお買い物スポットです。
② 千葉エリア
そごう千葉店
京成千葉駅と直結し、JR千葉駅からも徒歩1分程度と便利な立地にある大型百貨店。お店の数や品揃えも豊富で、ギフトやお祝いのお返しなどで利用する機会も多いかもしれません。たまに奮発してレストランを利用するのも良いですね。
館内が少し古くなってきたので、2024年に全館の改装グランドオープンを予定しています。
ペリエ千葉
JR千葉駅と一体化した、エキナカ商業施設です。千葉駅の数年にわたる大規模改修を経てリニューアルオープンし、おしゃれで洗練された雰囲気に生まれ変わりました。
千葉駅は通勤やお出かけで使うことが多いので、帰宅途中にさっと美味しいものを食べたり、お土産を買えたりするので便利です。お惣菜も充実しているので、仕事帰りに夕食のおかずだけ買って帰る方も多いようです。忙しい子育て世帯には重宝すること間違いなしです。
③ 蘇我エリア
ハーバーシティ蘇我
「ハーバーシティ蘇我」は大型スーパーの入る「アリオ蘇我」、「ホームズ蘇我店」、ユニクロ等が入る「ベイフロント蘇我」などが国道357号とハーバーシティ通りに挟まれて並ぶ複合商業施設です。サッカーのジェフユナイテッド市原が本拠地を置くフクダ電子アリーナも隣接しており、このエリアには年間2,000万人もの人が訪れます。
かなり広大なエリアに大型店舗が立ち並んでおり、車でのアクセスが良いのはもちろん、JR蘇我駅から無料シャトルバスも出ており、蘇我周辺に住む場合は何度もお世話になるショッピングエリアです。
④ 船橋・南船橋エリア
ららぽーとTOKYO-BAY
「ららぽーとTOKYO-BAY」は、ららぽーと第一号店であり、ららぽーとの中で最大の店舗面積を持つ巨大なショッピングモールです。
店舗数も約440店舗と豊富で、家族で一日中楽しめます。千葉に住んだら何度もお世話になるスポットです。
IKEA Tokyo-Bay(南船橋)
南船橋にあるイケアはとても広く、間取りに合わせておしゃれな家具が展示されているので、引っ越し時のインテリア決めにはとても重宝します。大型家具だけでなく、食器やリネン類などの生活雑貨が安くて充実しているのも人気のポイント。キッズスペースがあるので、子供を預けてゆっくり買い物することもできます。
JR京葉線で南船橋駅で降りてすぐなので千葉市内からは電車でも車でも行きやすく、近くのららぽーとと合わせて休日にお出かけすることが多いお買い物スポットです。
⑤ 木更津エリア
三井アウトレットパーク木更津
「三井アウトレットパーク木更津」は、関東に12あるアウトレットモールで最も多い308店舗が出店している、関東最大規模のアウトレットです。新宿や横浜からは直行の高速バスが出ており、東京湾アクアラインを通って、千葉県外からも多くの人が訪れます。
千葉市内からは車があれば休日にフラッと遊びにいける距離にありますし、料金が高く混雑するアクアラインを通らずスイスイ行けるのも子供連れにはうれしいポイント。
フードコートも充実しており、イベントや観覧車などお買い物以外のエンタメも豊富。家族で一日過ごしても飽きません。
「教育環境」- レベルの高い学校や文化施設が充実!
千葉市は教育環境の良さでも子育て世代に人気です。
千葉県内にある偏差値70以上の高校10校のうち、4校(渋谷教育学園幕張高等学校、千葉高等学校、昭和学院秀英高等学校、千葉東高等学校)が千葉市内に存在していることからもわかるように、レベルの高い学校がたくさんあります。
スタディサプリが発表している「教育環境が充実している街ランキング(千葉県)」では、千葉県の中で千葉市中央区が2位、千葉市美浜区が4位、千葉市緑区が8位となっています。
ランキング | 千葉県で1位の街 |
「習い事教室が充実している街」 | 千葉市中央区 |
「専門学校が多い街」 | 千葉市中央区 |
「大学の数が多い街」 | 千葉市美浜区 |
上のランキングからもわかるように、自宅から通える近場に様々な教育施設が集結しているのも、千葉市の特徴です。
一部ですが、千葉市から通える学校や教育施設をまとめましたのでご紹介します。
渋谷教育学園幕張中学校・高等学校
2023年の東大合格者数74名と全国トップクラスの進学実績を誇る通称「渋幕」は、中高一貫教育を提供し、海外の大学進学にも力を入れている進学校です。
卒業生に田中マルクス闘莉王さん(元サッカー日本代表)や水卜麻美さん(日本テレビアナウンサー)、田中圭さん(俳優)などがいるように、学業だけでなくスポーツや芸能方面でもたくさん卒業生が活躍しており、自由な校風も魅力です。
千葉大学
1872年に創立された国立千葉大学は、関東の国立大学の中でもトップクラスにレベルの高い医学部をはじめ、薬学部、教育学部、文学部、工学部などを擁する総合大学です。
前身となる個性的な学校を引き継いで設立された経緯もあり、国際教養学部、法政経学部、園芸学部、看護学部など、ユニークな学部があることも特徴です。
敷地面積 39万㎡という東京ドーム8.5個分の広大なキャンパスに、最寄りのJR西千葉駅から徒歩1分で行けてしまうアクセスの良さも魅力。
千葉大学附属幼稚園
千葉大西千葉キャンパス内にある、創立100年以上の歴史を有する千葉大学教育学部の附属幼稚園です。「千葉附(ちばふ)」や「附幼(ふよう)」と呼ばれており、基本的に、全員が附属小学校へ進学します。
西千葉駅から徒歩1分の便利な場所にあることから送迎の負担も軽く、大学構内からは出入り出来ないように安全面でも配慮されており安心です。
小学生、中学生のお子様をお持ちの方は、下記の情報も合わせてご参照ください。
「どこに住む?」- 特色ある6つのエリアを紹介!
政令指定都市である千葉市は「中央区」「緑区」「若葉区」「稲毛区」「花見川区」「美浜区」という6つの行政区に分かれていて、それぞれ独自のまちづくりを行っています。
それぞれのまちの魅力を、各エリアの特徴や主要スポットと共にご紹介していますので、ぜひご覧ください。